この記事の対象:外国人の雇用状況を統計で確認したい企業の人事・労務担当者、受入れ分野や採用地域を検討する企業の担当者
全国の人数:外国人労働者は257万1,037人、雇用する事業所は37万1,215所
厚生労働省の令和7年10月末時点のまとめによると、外国人労働者数は2,571,037人で、届出が義務になった平成19年以降で最も多くなりました。
外国人雇用状況の届出とは、事業主が外国人を雇い入れたときと離職したときに、氏名、在留資格、在留期間などを確認して、ハローワーク(厚生労働大臣)へ届け出る制度です。厚生労働省は、この届出をまとめて毎年公表しています。
前年の令和6年10月末(2,302,587人、342,087所)と比べると、外国人労働者は268,450人、事業所は29,128所増えました。増加率は、外国人労働者数が11.7%(前年は12.4%)、事業所数が8.5%(前年は7.3%)です。
特定技能の外国人労働者は286,225人で、前年より79,230人(38.3%)増えました。外国人労働者全体の11.1%にあたります。
| 項目 | 令和7年10月末 | 前年(令和6年10月末)との比較 |
|---|---|---|
| 外国人労働者数 | 2,571,037人 | 2,302,587人から268,450人増(11.7%増) |
| 外国人を雇用する事業所数 | 371,215所 | 342,087所から29,128所増(8.5%増) |
| うち特定技能の外国人労働者数 | 286,225人 | 79,230人増(38.3%増) |
在留資格別:専門的・技術的分野が86万5,588人
在留資格別で最も多いのは「専門的・技術的分野の在留資格」で、特定技能はその内数です。
「専門的・技術的分野の在留資格」には、技術・人文知識・国際業務、介護、特定技能1号・2号などが含まれます。令和7年10月末は865,588人(33.7%)で、前年の718,812人から146,776人(20.4%)増えました。
次いで多いのは、永住者や日本人の配偶者等を含む「身分に基づく在留資格」の645,590人(25.1%)と、技能実習の499,394人(19.4%)です。前年比で増え方が大きいのは、特定活動の29.6%増(111,074人)、専門的・技術的分野の20.4%増、資格外活動の12.8%増(449,324人)です。
厚生労働省は、技能実習などから特定技能へ移っても、離職せずに同じ事業主に引き続き雇われる場合は、届出の提出が義務付けられていないと注記しています。そのため、特定技能の人数は、届出の仕組みに由来する数字として読みます。
| 在留資格 | 令和7年10月末 | 全体に占める割合 | 前年(令和6年10月末) |
|---|---|---|---|
| 専門的・技術的分野の在留資格 | 865,588人 | 33.7% | 718,812人(20.4%増) |
| うち特定技能 | 286,225人 | 11.1% | 79,230人増(38.3%増) |
| 身分に基づく在留資格 | 645,590人 | 25.1% | 629,117人 |
| 技能実習 | 499,394人 | 19.4% | 470,725人 |
| 資格外活動 | 449,324人 | 17.5% | 398,167人(12.8%増) |
| 特定活動 | 111,074人 | 4.3% | 85,686人(29.6%増) |
国籍別:ベトナムが60万5,906人で最多
外国人労働者全体ではベトナムが最も多く、中国、フィリピンが続きます。特定技能に限ると順位が変わります。
全体では、ベトナムが605,906人(23.6%)、中国が431,949人(16.8%)、フィリピンが260,869人(10.1%)の順です。前年比で増え方が大きいのは、ミャンマー(163,311人、42.5%増)、インドネシア(228,118人、34.6%増)、スリランカ(50,427人、28.9%増)です。
別表に個別に載る国籍のうち、特定技能の外国人労働者が最も多いのはベトナムの109,967人で、インドネシアの69,465人、ミャンマーの37,619人が続きます。インドネシアは技能実習も119,980人と多く、ネパールは特定技能が10,271人です。
別表に個別の行がない国籍は「その他」などにまとめられているため、この表にない国籍の順位は分かりません。
| 国籍 | 全体 | うち特定技能 | うち技能実習 |
|---|---|---|---|
| ベトナム | 605,906人 | 109,967人 | 218,600人 |
| 中国 | 431,949人 | 15,697人 | 30,521人 |
| フィリピン | 260,869人 | 26,634人 | 47,019人 |
| ネパール | 235,874人 | 10,271人 | 4,414人 |
| インドネシア | 228,118人 | 69,465人 | 119,980人 |
| ミャンマー | 163,311人 | 37,619人 | 36,986人 |
| スリランカ | 50,427人 | 3,118人 | 2,855人 |
| タイ | 41,468人 | 4,526人 | 13,663人 |
都道府県別:東京都が65万2,251人(25.4%)
外国人労働者が最も多いのは東京都で、愛知県、大阪府が続きます。47都道府県の人数と事業所数を並べました。
外国人労働者数は、東京都が652,251人(25.4%)、愛知県が249,076人(9.7%)、大阪府が208,051人(8.1%)の順です。外国人を雇用する事業所数は、東京都が87,512所(23.6%)、大阪府が31,715所(8.5%)、愛知県が28,976所(7.8%)の順です。
特定技能の外国人労働者は、東京都が36,040人、大阪府が22,746人、愛知県が22,499人で多くなっています。前年比の増加率は、外国人労働者数が和歌山県19.2%、大阪府19.1%、大分県と沖縄県が18.1%、事業所数が佐賀県19.8%、秋田県14.8%、北海道13.5%の順です。
労働者派遣・請負事業を行う事業所で働く外国人は、全国で430,342人(16.7%)です。厚生労働省は、これらの事業所で働く人が全員、派遣労働者とは限らないと注記しています。
| 都道府県 | 外国人労働者数 | 構成比 | 外国人を雇用する事業所数 | うち特定技能 |
|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 51,358人 | 2.0% | 8,854所 | 12,271人 |
| 青森県 | 6,882人 | 0.3% | 1,133所 | 1,695人 |
| 岩手県 | 8,415人 | 0.3% | 1,311所 | 1,837人 |
| 宮城県 | 20,234人 | 0.8% | 3,405所 | 2,652人 |
| 秋田県 | 3,993人 | 0.2% | 837所 | 565人 |
| 山形県 | 7,283人 | 0.3% | 1,361所 | 1,053人 |
| 福島県 | 15,079人 | 0.6% | 2,573所 | 1,686人 |
| 茨城県 | 67,500人 | 2.6% | 10,156所 | 11,016人 |
| 栃木県 | 38,817人 | 1.5% | 5,576所 | 4,635人 |
| 群馬県 | 61,040人 | 2.4% | 6,744所 | 7,231人 |
| 埼玉県 | 133,049人 | 5.2% | 19,780所 | 14,554人 |
| 千葉県 | 105,829人 | 4.1% | 16,735所 | 14,585人 |
| 東京都 | 652,251人 | 25.4% | 87,512所 | 36,040人 |
| 神奈川県 | 148,888人 | 5.8% | 24,200所 | 13,437人 |
| 新潟県 | 16,626人 | 0.6% | 2,902所 | 2,560人 |
| 富山県 | 16,460人 | 0.6% | 2,651所 | 2,085人 |
| 石川県 | 16,922人 | 0.7% | 2,500所 | 2,435人 |
| 福井県 | 15,169人 | 0.6% | 1,974所 | 1,549人 |
| 山梨県 | 13,732人 | 0.5% | 2,263所 | 1,703人 |
| 長野県 | 30,672人 | 1.2% | 5,348所 | 5,216人 |
| 岐阜県 | 47,534人 | 1.8% | 6,094所 | 5,877人 |
| 静岡県 | 88,968人 | 3.5% | 10,967所 | 8,377人 |
| 愛知県 | 249,076人 | 9.7% | 28,976所 | 22,499人 |
| 三重県 | 40,236人 | 1.6% | 5,300所 | 4,560人 |
| 滋賀県 | 25,667人 | 1.0% | 2,773所 | 3,136人 |
| 京都府 | 40,993人 | 1.6% | 6,590所 | 5,152人 |
| 大阪府 | 208,051人 | 8.1% | 31,715所 | 22,746人 |
| 兵庫県 | 77,016人 | 3.0% | 12,204所 | 9,326人 |
| 奈良県 | 11,418人 | 0.4% | 2,029所 | 1,955人 |
| 和歌山県 | 6,808人 | 0.3% | 1,264所 | 1,471人 |
| 鳥取県 | 4,478人 | 0.2% | 795所 | 698人 |
| 島根県 | 6,184人 | 0.2% | 1,008所 | 700人 |
| 岡山県 | 29,612人 | 1.2% | 3,942所 | 4,366人 |
| 広島県 | 51,821人 | 2.0% | 7,121所 | 9,273人 |
| 山口県 | 14,042人 | 0.5% | 2,353所 | 2,403人 |
| 徳島県 | 7,324人 | 0.3% | 1,400所 | 1,234人 |
| 香川県 | 16,557人 | 0.6% | 2,358所 | 4,481人 |
| 愛媛県 | 15,925人 | 0.6% | 2,559所 | 3,895人 |
| 高知県 | 5,916人 | 0.2% | 1,332所 | 1,306人 |
| 福岡県 | 85,385人 | 3.3% | 13,682所 | 10,532人 |
| 佐賀県 | 9,932人 | 0.4% | 1,639所 | 2,121人 |
| 長崎県 | 12,807人 | 0.5% | 2,338所 | 3,284人 |
| 熊本県 | 24,076人 | 0.9% | 4,404所 | 5,133人 |
| 大分県 | 14,378人 | 0.6% | 2,508所 | 2,322人 |
| 宮崎県 | 9,718人 | 0.4% | 1,673所 | 2,147人 |
| 鹿児島県 | 16,562人 | 0.6% | 2,679所 | 4,491人 |
| 沖縄県 | 20,354人 | 0.8% | 3,697所 | 3,935人 |
産業別・規模別:製造業24.7%、30人未満36.1%
産業別では製造業が最も多く、事業所の規模別では30人未満の事業所で働く人が最も多くなっています。
外国人労働者数の産業別の割合は、製造業が24.7%、サービス業(他に分類されないもの)が15.2%、卸売業・小売業が13.3%です。前年比の増加率が大きい産業として、厚生労働省は医療・福祉の25.6%増を挙げています。
外国人を雇用する事業所数の産業別の割合は、卸売業・小売業が19.0%、製造業が15.7%、宿泊業・飲食サービス業が14.5%です。労働者数と事業所数で、最も多い産業が異なります。
事業所の規模別では、30人未満の事業所が、外国人を雇用する事業所の63.1%、外国人労働者の36.1%を占めます。外国人を雇用する事業所数はどの規模でも増えており、30人未満の事業所は前年比9.6%増と、最も増加率が高くなっています。
数字の読み方:届出件数の集計で、特別永住者などは対象外
この数字は、事業主から提出された届出に基づく集計で、雇用されている外国人だけが対象です。
厚生労働省は、公表した数値を、事業主から提出のあった届出件数であり、令和7年10月末時点の雇用状況を集計したものと説明しています。届出の対象は、事業主に雇用される外国人労働者で、特別永住者と在留資格「外交」「公用」の人は含みません。
各図表の数値は単位未満を四捨五入しているため、合計が一致しない場合があります。在留者数など別の統計と比べるときは、それぞれの資料の対象と基準日を確かめて、人数をそのまま比べないようにします。
届出の期限と手順は、外国人雇用状況の届出のガイドで確認できます。
よくある質問
令和7年10月末時点の外国人労働者は何人ですか?
厚生労働省のまとめでは2,571,037人で、前年の2,302,587人から268,450人(11.7%)増え、届出が義務になった平成19年以降で最も多くなりました。外国人を雇用する事業所は371,215所です。
特定技能の外国人労働者は何人ですか?
286,225人で、前年より79,230人(38.3%)増えました。ただし、技能実習などから離職せずに同じ事業主のもとで特定技能へ移った場合は届出が義務付けられていないため、この数字は届出に基づく集計として読みます。
この数字は、出入国在留管理庁が公表する特定技能の在留者数と同じですか?
同じではありません。この数字は、事業主から提出された雇用状況の届出を令和7年10月末時点で集計したものです。出入国在留管理庁の在留外国人数は別の統計です。この数字は事業主からの届出件数の集計で、雇用されている外国人だけが対象のため、人数をそのまま比べないでください。
自社の外国人雇用は、届出が必要ですか?
外国人雇用状況の届出は、すべての事業主に義務付けられています。特別永住者と在留資格「外交」「公用」の人は対象外です。期限や様式などの手順は、届出のガイドで確認してください。個別の判断は、ハローワークに確認してください。
参照した公的一次資料
- 厚生労働省「「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和7年10月末時点)」(確認日:2026年10月20日、次回確認:2027年1月20日)
- 厚生労働省「「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【本文】(令和7年10月末時点)」(PDF)(確認日:2026年10月20日、次回確認:2027年1月20日)
- 厚生労働省「「外国人雇用状況」の届出状況【概要版】(令和7年10月末時点)」(PDF)(確認日:2026年10月20日、次回確認:2027年1月20日)
- 厚生労働省「「外国人雇用状況」の届出状況表一覧(令和7年10月末時点)」(PDF)(確認日:2026年10月20日、次回確認:2027年1月20日)