この記事の対象:育成就労外国人の受入れを検討する育成就労実施者・監理支援機関
現時点の名称と育成就労制度への移行
本ページ確認時点(2026年9月8日)の正式名称は外国人技能実習機構で、育成就労制度の施行にあわせて名称の使用が切り替わります。
外国人技能実習機構のページは、法人番号5010405015455の認可法人として、育成就労制度に関する情報を公開しています。同ページによると、育成就労制度に関する法律は令和6年6月21日に公布され、令和9年(2027年)4月1日に施行される予定です。
施行後を前提とした出入国在留管理庁の育成就労制度Q&Aや運用要領のポイントは、すでに「外国人育成就労機構」と書いています。一方、機構自身のページは本ページ確認時点で「外国人技能実習機構」のままで、改称の日付は示されていません。
施行前から始まっている事前申請の受付
監理支援機関の許可申請と育成就労計画の認定申請は、施行日(2027年4月1日)を待たずに受付が始まっています。
外国人技能実習機構のページは、施行日前申請の受付を下の表のとおり案内しています。専用のコールセンター(0570-011-300、平日9時〜17時)も設けられています。
本ページ確認時点(2026年9月8日)は育成就労計画の認定申請の受付開始から間もない段階です。申請様式や必要書類の詳細は機構のホームページで随時更新されるため、申請前に最新版を確認してください。
| 申請 | 受付開始日 |
|---|---|
| 監理支援機関の許可申請 | 2026年4月15日 |
| 育成就労計画の認定申請 | 2026年9月1日 |
機構が担う業務:育成就労計画の認定と転籍調整
機構の主な業務は、育成就労計画の認定と、転籍時の届出受理・連絡調整です。
機構が関わる場面を、下の表に場面ごとに並べました。このほか、外国政府認定送出機関のリストは機構のホームページで確認できるとされています。
他の在留資格から「育成就労」への変更が認められるかは個別の事情によります。詳細は別途お知らせするとされており、出入国在留管理庁の案内を確認してください。
機構による認定の実施(法第12条)が運用要領の第4章にあたることは、運用要領の章立てと読む章の表で確認できます。
| 場面 | 機構が関わる内容 |
|---|---|
| 育成就労計画 | 育成就労外国人ごとに3年間の育成就労期間について作成し、機構による認定を受ける必要がある |
| 転籍先での計画 | 転籍先となる育成就労実施者が新たな育成就労計画の認定申請を行い、機構による認定を受ける必要がある |
| 転籍の申出 | 外国人は育成就労実施者・監理支援機関・機構のいずれかに申し出られる。申出を受けた実施者・監理支援機関は、事実関係を確認したうえで機構へ届出を行い、育成就労を継続できるよう連絡調整を行う必要がある |
| 他の在留資格からの変更 | 現に有している在留期間内に機構から育成就労計画の認定を受け、その通知書等を添付して地方出入国在留管理局に在留資格変更許可申請を行う必要がある |
機構が直接担わない業務との区別
雇用のあっせんや入国後講習の実施は、機構自身ではなく監理支援機関・育成就労実施者側の役割として整理されています。
外国人の雇用のあっせんは監理支援機関の職員の職務で、入国後講習の実施場所の確保は育成就労実施者または監理支援機関の義務です。機構が直接実施するとは書かれていません。
「機構が全ての実務を代行する」と誤解すると、監理支援機関・育成就労実施者側で用意すべき体制の検討が遅れます。育成就労計画の認定・転籍調整は機構、雇用あっせんや講習の実施体制は監理支援機関・育成就労実施者、という役割分担を前提に準備を進めてください。
よくある質問
外国人技能実習機構と外国人育成就労機構は別の組織ですか?
本ページ確認時点(2026年9月8日)で、機構自身のページの名称表記は「外国人技能実習機構」です。出入国在留管理庁・厚生労働省の育成就労制度に関する一次資料はすでに「外国人育成就労機構」という名称を使っていますが、改称の実施日を定めた一次資料は確認できておらず、同一の認可法人が名称を切り替える前提で案内が進んでいると考えられます。
育成就労計画の認定申請はいつから受け付けていますか?
外国人技能実習機構のページによると、育成就労計画の認定申請は2026年9月1日から施行日前申請として受け付けられています。監理支援機関の許可申請は2026年4月15日からです。
機構は雇用のあっせんや入国後講習も行いますか?
雇用のあっせんは監理支援機関の職員の職務で、入国後講習の実施場所の確保は育成就労実施者または監理支援機関の義務です。機構が直接実施するとは書かれていません。
転籍を希望する育成就労外国人は誰に申し出ればよいですか?
「育成就労制度運用要領のポイント」は、育成就労実施者・監理支援機関・機構のいずれかに変更を希望する旨の申出ができるとしています。申出を受けた側は機構への届出と連絡調整を行う必要があります。
他の在留資格から育成就労へ変更する場合も、機構の認定は必要ですか?
出入国在留管理庁の育成就労制度Q&Aは、現に有している在留期間内に機構から育成就労計画の認定を受け、その通知書等を添付して地方出入国在留管理局に在留資格変更許可申請を行う必要があるとしています。変更が認められるかどうかは個別の事情によるため、詳細は同庁の案内を確認してください。
参照した公的一次資料
- 外国人技能実習機構「育成就労制度について」(確認日:2026年10月3日、次回確認:2026年11月2日)
- 出入国在留管理庁「育成就労制度Q&A」(確認日:2026年10月22日、次回確認:2026年11月22日)
- 出入国在留管理庁「育成就労制度運用要領のポイント」(確認日:2026年9月7日、次回確認:2026年12月7日)
- 出入国在留管理庁「育成就労制度」(確認日:2026年10月22日、次回確認:2026年11月22日)
次に確認すること
試算ツールは特定技能1号の費用が対象です。育成就労から特定技能1号へ移った後の支援費は「1号特定技能外国人支援の体制」欄に、見積が手元にある費目は「費目別の確認状況」欄に入力します。育成就労の監理支援費や送出し関連の費用は入力欄がありません。